レビュー後、一人徹夜。鼻毛君の編

****************************************************************************************** 仕事というは、人間社会における重要な部分を示す。 自分を見直したり、人付き合いをしたり。 さまざまなプラス要素がある中、 自分の時間を束縛されるマイナス要素もある。 そんな数ある職場の、一つの物語。 そんな私の隣にいる、一人の物語。 ******************************************************************************************
そうです、仕事というのは基本的に一人でこなすものなどは、 そもそも、少ないもので人との打ち合わせやら会議やらが常につき物なのです。 今いる会社でも、レビューやら話し合いやら打合せやらが尽きず その間に時間を大量に取られてしまうのが事実。 そんな鼻毛君にも個人レビューを行う日がきたのです。 個人レビューということは、今まで人知れず作られてきた鼻毛レポートが 世に出る瞬間なのです。 そんな、レビューを私も同じプロジェクトに参加している身なので 参加させてもらいました。 ・・・。 ・・・・。 ・・・・・。 ってか、鼻毛君・・。 声が小さすぎて、隣の隣にいる私のところまで 声が届かないんですけどーーー!!! いったい全体、鼻毛君は今まで何をしてきたのでしょうか? これほどまでに、給料泥棒だとそのうち首を切られるのではと、 他人のわたしですら、ハラハラドキドキの連続なのです。 そんなレビューが終わった後、もちろん今まで作り上げてきたものに 訂正をおこなわなければならず、その作業こそが仕事といっても過言ではないほど 時間がかかり。言わば今までやってきた作業など意味なしなのである。 しかし、時間がかかるといっても納期というのがございまして その納期を守らないことには、いくらいい仕事をしても意味がないのです。 そんな訂正の大変さ・・・。鼻毛レポートはレビュー後訂正の赤ペンで真っ赤になり、 この1ヶ月間で行った仕事の内容としてはあまりにお粗末な出来だったため 上司も目を丸くしていたのです。 その訂正を行う鼻毛君をよそに、俺が鼻毛君より早く帰る日がやってきたのです。 そうです。これこそが有名な童話。アリとキリギリスなのです。 私は今まで、納期という冬を迎える前にセッセセッセと働いて、無事に冬を越せたのです。 しかし、鼻毛君は毎日遊び呆けて冬が来た今になって必死に仕事をする羽目になったのです。 鼻毛!!!恐れるに足らずとはこのことだったのです。 鼻毛君が、必死に働いているのをよそ目に帰宅をする俺は、なぜか心に 春の風が吹いたのです。 そんな鼻毛君が残業して遅くなった次の日・・・。 いつもなら規定の時間になったらさすがの鼻毛君も席について仕事のフリをしているのですが 今日は、仕事に来ていません。 そんな不思議な光景に上司に事情を聞いたところ。 朝きたら、席の上にポツンと紙が置いてあったそうなのです。 「遅く帰宅しましたので、遅刻します。」という内容だったそうです。 そうです、これがキリギリスたる鼻毛ワールドなのです。 紙に書いてあった通り、鼻毛君は昼過ぎになって余裕の出社です。 さすがに上司も業を煮やしたようで鼻毛君に、 上「昨日は遅くまでやったんですか?」 鼻「はい、深夜1時までやりました。」(自慢気) 上「遅くなったからといって、遅く来ていいとのは理由にならない」と お叱りの言葉を鼻毛君に投げたのです。 ごもっともな意見なのです。一緒に入った俺は既に次の工程、次の工程と進んでいく中 鼻毛君は俺よりも簡単な仕事すらも、まともにこなせていないのです。 これは既に能力の差とはいいがたく、やる気の差ではなかろうかと 上司も思ったのでしょう。 しかし、その言葉を聴いた鼻毛君の表情と言ったらなかったです。 なんとも、ふて腐れた顔をしているのでしょう。 夜中の1時までやったことが、それほどまでに誇らしいことだったのでしょうか? 「私は、仕事を頑張ってます」のアピールだったのでしょうか? いやいや、お前いつも席はなれていないじゃん。 と、誰もが思ったはずなのです。

 
 
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