世にも鼻毛な物語 前置き

****************************************************************************************** 仕事というは、人間社会における重要な部分を示す。 自分を見直したり、人付き合いをしたり。 さまざまなプラス要素がある中、 自分の時間を束縛されるマイナス要素もある。 そんな数ある職場の、一つの物語。 そんな私の隣にいる、一人の物語。 ******************************************************************************************
私も働き出して、早1ヶ月。
この、1ヶ月は結構目まぐるしく過ぎて行ったような気がします。
季節は冬で、バイクで通勤する私にとっては
福岡、百道という場所・・・。海に面していて、かなり寒いです。


そんな、私が働く職場には・・・。

私と一緒に入った「鼻毛君」(仮名)がいるのですが、
こいつ、私が一番目で追ってしまうほどの人物!?



毎日、毎日、しょうがないほど仕事に溢れており
自分の労働をコツコツこなしては、次の仕事が来ての繰り返し。
まぁ、それが仕事なんですが・・・。
ちょっとゆとりがあるときは早く帰り、忙しいときは遅くなり、
仕事というのは、本当にうまくできているものです。


そんな私をよそ目に、「鼻毛君」・・・。
毎日、定時帰り。
定時のチャイムと同時にパソコンを閉まって、
一向に終わらない仕事を、必死こいている私の横を通る鼻毛君・・・
無言のまま、帰っていく。

こいつ、よっぽど仕事が速いんだなって、
私も思っておりました。


そう、つい最近までは・・・。


1月下旬になり、今まで作った設計書やら何やらで、
レビュー(会議みたいなもの)が行われて・・・。

私も、1月下旬に向けてせっせと資料を作り
レビューに間に合わせるために必死でした。
納期もあるし、仕事は山というほどあるのです。


定時で帰れる、鼻毛君の能力が私もほしいとさえ思いました。
そんな中、事件は起こったのです。

レビュー当日、私のレビューも無事に終わり。
鼻毛君の番が来たのです。
出来上がっていた資料を見てリーダーも目を丸くしていました。
仕事の半分しかできていない!?
いや、それ以下でしょうか!?もしくは、それ以下だったかもしれません。
驚くのは、その資料の少なさだけではなかったのです。

今回の、仕事に当たっての資料を作るはずなのに
検討違いの資料が、ゴロゴロと出来上がっているではありませんか!?

さすがのリーダーの表情にも怒りが見えます。
ちょっと、笑いながら鼻毛君に今回の仕事にあたっての資料を作るように
もう一度、説明をしていました。
でも、その目の奥は怒りに満ちていました。

今、思い出せば鼻毛君の行動には不可解な部分が多かったように思えます。

 
 
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